埼玉県ミドル失語症者の会

 

“4月25日を失語症の日にしよう”ということで始まった「失語症の日プロジェクト」。「4月25日」は、語呂合わせで、「し」は「4=し」。「つ」は「英語の2(two)=ツ」。「5=ご」。一般社団法人日本記念日協会の厳正な審査を経て、見事登録されました!!

「NPO法人Reジョブ大阪」「NPO法人日本失語症協議会」「三鷹高次脳機能障害研究所」の3団体が登録してくれたのです。一般社団法人日本記念日協会に、記念日の認定料(150000円)を払ってくださいました。

また、クラウドファンディングが大活躍しました。「ん?なんだそれは?」と思った人もいるのではないでしょうか。インターネットを通して、自分の活動や目的を訴え、それに対して共感してくれた人達から寄付してもらうという仕組みのことを「クラウドファンディング」といいます。目標金額300,000円を大きく上回る784,500円が集まりました。凄いです!!

失語症は、言葉を言えない辛さ、地団駄を踏むやりきれない絶望感、口は開くけど、う〜んう〜んという虚しさ。または意味のない言葉を発してしまうしんどさ。それらをわかってくれた人達が寄付をしてくださいました。

なんでもっと早くから「失語症の日」を制定しようと誰も言わなかっただろうと思います。私の発病が2000年11月脳梗塞で、この身体になってから20年になります。当時私は36歳で、「失語症の若者はいない」そう思っていました。ある講演会でSTの遠藤尚志先生にお会いし、「若者はそう多くないけどいる」と言われました。そこで、紹介されたのが「若い失語症者のつどい」です。確かに若者はいる!私は仲間がいることを知って涙が止まりませんでした。

話を戻します。なんで「失語症の日」の記念日を作ろうと思わなかったのか。記念日となったら、歌も、ダンスも、マークのデザインも、ゆるキャラも、川柳もと色々アイディアが湧いてくるのに・・・。でも、日本記念日協会の存在を知らなかったし、登録料も知らなかったし・・・。しかーし、嬉しいことです!!「失語症の日」3団体は忘れません。本当にありがとうございます!!私もクラウドファンディングへ寄付しました。2020年4月25日は、東京と大阪で、イベントをするみたいですよ。

 

埼玉県ミドル失語症者の会
令和2年2月 会長・友井規幸

※3団体のホームページは、
NPO法人Reジョブ大阪(https://re-job-osaka.org/
NPO法人日本失語症協議会(http://www.japc.info/)
三鷹高次脳機能障害研究所(http://brain-mkk.net/)