第42回埼玉県ミドル失語症者の会

 

ラグビーのワールドカップ日本大会、開幕戦2019年9月20日、日本VSロシアから始まって、台風の影響で中止になったところもありましたけど、決勝戦2019年11月2日、南アフリカがイングランドを下し、優勝は南アフリカで終わりました。結果、大成功で、幕を閉じました。

私は、「4年に一度じゃない。一生に一度だ。~ONCE IN A LIFETIME~」のキャッチコピーにのせられて(?)、熊谷ラグビー場の席も取り、日本のラグビーのユニフォームを買って、アルゼンチンVSアメリカを見てきました。決勝戦では、有楽町駅のファンゾーンで見ました。でも、我が家のお金はピンチになっています。とほほ、厳しい・・・。

やっぱり日本代表。強い強い、予選では1位で通過し、目標であったベスト8まで勝ち上がりました。4年前、イングランド大会で、“奇跡”と呼ばれた活躍を乗り越えた日本代表のラグビー。思えば、1995年南アフリカ大会、日本VSニュージーランドで、17-145、記録的な大敗をしてしまったのです。海外では、もう勝てないのかと思っていました。そこへ乗り込んできたのは、前ヘッドコーチ:エディジョーンズさんと、現在のヘッドコーチ:ジェイミー・ジョセフさん。「負けて当然」から「勝ちを意識」しているチームに変革しました。

ん?待てよ。「日本代表のラグビー」も、「日本の失語症者」も同じ道を歩いているんだ。完璧な人間には、もう戻れないのかもしれない。でも、リハビリを続けていけば、名詞や形容詞、動詞などを言えたあの感動。涙こそ溢れたりはしないけど、失語症者から普通の人間に戻ってきた感じがする。エディが述べたこと、日本人の良いところは、勤勉さ、忍耐力、責任感です。私だけかもしれないけど、これは「日本の失語症者」に繋がっていると思います。

流行語大賞のノミネートされた「ONE TEAM」。ラグビー日本代表の合言葉、スローガン。「ONE TEAM」は、埼玉県若い&ミドルつどいにも使えるし、家族にも使えるし、施設にも使えるし、国にも使えるし、本当に良い言葉だと思います。流行語大賞は選ぶとすれば、もちろん、「ONE TEAM」です!!

埼玉県ミドル失語症者の会
令和元年11月 会長・友井規幸