第58回埼玉県若い失語症者のつどい

 

今、目の前で起きている事には意味があると言います。

 

けど・・・

どー考えても、納得がいかない。

という事はないでしょうか?

 

しかし、そう愚痴りながらも、もしあなたがそれを続けているのならば、それにはやはり意味があるのかもしれません。

もう、嫌だ。つらい。悔しい・・・

 

と嘆きながらも、あなたの目の前に現れて、なおかつ、あなたは、それに立ち向かおうとしている。

 

もし、そんな事があるのならばきっと、そこにはあなたの「やるべき事」のヒントが隠されているのかもしれません。

そこから逃げて、どこか遠くへ行っても、そこにやるべき事はなさそうです。

 

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愚か者は幸福がどこか遠いところに あると思い込んでいる。

利口者は幸福を足元で育てている。

(ジェームズ・オッペンハイム)

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みなさんも、今「やるべき事」を探して見てください。

みんなもそれを応援しています。

 

埼玉県若い&ミドル失語症者のつどいの開催は、2016年9月17日(土) に初の川越にて開催です。

また会場でお会いしましょう!

 

埼玉県若い失語症者のつどい
平成28年8月 会長・志村高広

 

 

第26回埼玉県ミドル失語症者の会

 

発病後、人に会話することは、もう無理・・・。私は、うつのような感じで、消極的な態度でリハビリもしないで、もう生きていても仕方がないと思い込んでいました。十数年前は、そう思っていました。今は、違います。『自己承認』で、見るように心かげています。私が『自己承認』と言っている意味は、以下の意味です。

周りの人は失語症という言葉だけで、手を差しのべるべき存在だと見てしまうことがあるのではないでしょうか。そうではなくって、失語症の前に、「私は助けが欲しいと思っている人の所へ行って、救いの手をさしのべる」「私は散歩が好き。だから、足腰を鍛えるために毎日スクワットをする」「私は毎日日記をつけている」「私は旅行が好き。だからリハビリで歩く運動をする」「私はパソコン!毎日キーボードの練習をする」「失語症者同士の交流が好き」など、いろいろ誇って良いところはあると思うんです。

自分に自信を持とうとするとき、すぐに「人から感謝や評価を得たい」と思ってしまいますが・・・。確かに、「ありがとう」「頑張ってるね」など感謝や励ましの言葉をもらえば、自信になっていくでしょう。でも、周りの人が褒めてくれない時はどうするんでしょうか?褒めてくれというわけにもいかないし・・・。

それは人のせいだけではなく、自分自身が問題あるのではないかと思いました。では、どうすれば良いか?例えば、「毎日スクワットをしている」「毎日日記をつけている」などのように、自分で自分を承認するということ。これなんです。

まずは、自己を承認することが必要だと思います。そうすれば周りの人は、一所懸命に取り組んでいる姿や、積極的に自分から踏み込んでいっている姿をみて、その人の人間性を評価してくれると思うのです。

それから、自分の評価を他人に任せるのは、ただの依存です。自分には必要だと思うことでも、他人には必要ではないことかもしれません。でも、必要だと思えば、それは必要なんです。ここに『自己承認』はあるのです。自分で自分を認めてみませんか?失敗すれば、また、新しいことを考えて、必要なことをしましょう。

 

埼玉県ミドル失語症者の会
平成28年8月 会長・友井規幸