近況報告会

今回の東日本大震災により、被災された皆様とそのご家族の方々に、心よりお見舞い申し上げます。そして、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

地震が起こってから約1カ月。発生時、私は東京の会社で勤務していましたが、帰宅困難者で一晩、会社で泊まりました。地震から津波、原子力発電被害など、凄い被害が広がっていきました。あの時は、家族や地域の人などの電話が繋がらなかったし、唯一、Twitterなどを使って安否を得る事しかできませんでした。テレビで見ていると、津波や原発などは、CGを見ているような感じで、外国で起こったような感じがしていて、信じられない映像でした。けれども、まさにこの日本に起こったことなのです。まだ、余震が続きます。

現在、被災地や各町中疎開などで、ボランティアが大活躍しています。私も行きたいです。でも、半身麻痺で、失語症で、こっちがボランティアしてもらわないといけなくなったりして…。本当に、悔しいです。

障害者である我々に出来る事は、今、節電をし、募金をし、水や食料などを買い溜めしないこと。あとは、普通に暮らしていく事が貢献なのです。そろそろ自粛はやめて、普通に暮らしていく事が必要なのです。経済がボロボロなる前に、普通な生活を始めましょう。

計画停電は考え直さないといけないものです。半身麻痺や車椅子などは、エレベーターやエスカレーターや病院の機器などが使えないと、不便ですよね。避けるためには、例えば、太陽熱を電気にかえることに拍車をかけるとか。家庭用の蓄電機など導入するとか。でも、収入が必要です。被災地にもお金が必要です。テレビの情報によると、なんと約25兆円も。そのためには、税金をあげるとか・・・。国債を売って、マイナス金利でするとか・・・。宝くじをして募金に回すとか・・。

ある社長が言ってました。「復元ではなくって、復興を目指していく事」と仰っていました。東北だけではなくって、今、日本がピンチです。「何ができるか」というよりも、若いつどいを含む、若者世代の「使命」だと思っています。がんばろう!日本!


埼玉県若い失語症者のつどい〜はじめの一歩〜
平成23年4月 友井規幸