第35回埼玉県若い失語症者のつどい
~はじめの一歩〜

失語症は怖い病気でなって欲しくはない病気です。でも、私たちは、なってしまったんですから、過去は忘れて、未来にはばたいていくしかないんです。悪い悪いと言っているだけでは、今の私たちには光が見えてこないから、良いところをあげます。

例えば、元気な頃は、乱暴な言葉でやり取りをしていたのが、リハビリで訓練して、「丁寧な言葉使いになった」とか「お願いや断りなどが上手になった」など、言葉使いが良くなったなあといわれるように成りたいなあ。

例えば、私は、関西弁チックな関東弁で喋っていたんですが、リハビリをしてからは、全くの東京の言葉で喋っています。(今もたどたどしいですが・・・)関東でリハビリを受けていたんです。方言を直したい人にはいいかもしれません、でも、病気にはならないか(笑)

例えば、アイデアをいかすという点ではどうでしょうか。失語症には、大体、右半身麻痺が多いのです。右半身麻痺の人は、どういう風に不便か知ってるはず。だから、杖や爪切り、靴、涎掛け、装具など、いろいろな経験を経てアイデアをいかす事ができます。私はまだ良いアイデアが出てきませんが。

例えば、パソコンの操作を覚えたらどうでしょうか。まず、インターネットの見物を始めるのが良いと思います。進歩したら、キー操作を覚えて、ワープロや、あるいは、ホームページやSNS、Twitter、セカイカメラなどを楽しむ事もできるわけです。コンピュータや通信などが発展をして、いろいろな事が出来るようになりました。数年位のことで、すごい進歩だと思います。

第35回埼玉県若い失語症者のつどいは、3月19日(土)に、開催されます。


埼玉県若い失語症者のつどい〜はじめの一歩〜
平成23年2月 友井規幸